仔猫を家に迎えたら

子犬

ワンちゃん・ネコちゃんとの暮らしがスタートすると、仔犬、仔猫にとって大きく環境が変わるため、体調を崩しやすくなります。
当院では仔犬、仔猫へのサポートとして小児科を設けています。

若齢期での疾患はもちろんですが、ちょっとした疑問や気になる点のサポートも行いたいと考えています。
「病気だから」ではなく、「気になることがあるから」の際にご利用ください。

仔犬をお家に迎えたら

子犬の時期は、これからの生活で社会性を持たせるためにとても大切な時期です。
この時期に体のどこでも触らせる癖をつけることで、日常ケアによる健康管理で、病気を早期発見することができます。
様々な経験をさせて適応能力をつけることが、社会の一員として幸せに暮らすためも必要です。

予防時期目安 予防項目 注意点
1.5~2ヵ月
  • 1回目予防接種
  • 駆虫薬投薬
  • フィラリア予防
  • この時期に1回目の予防接種を行います。(1回目の接種を行っていない場合)
    当院では5種もしくは7種の混合ワクチンを接種いたします。
  • フィラリア虫(※2)を月一回の投薬で予防していきます。
2.5ヵ月 2回目予防接種
  • この時期に2回目の予防接種を行います。
    当院では5種もしくは8種の混合ワクチンを接種いたします。
  • しつけの第一歩として、まずは周りの環境に慣れさせてあげてください。
    すでに周りの「人間」、「音」、「光」、「匂い」がわかるようになっています。
3ヶ月
  • 3回目予防接種
  • ノミ・ダニ予防
  • 外出許可
  • 3回目の予防接種の後、2週間程度たてば、お外にお散歩に行っていただけます。
  • 家の外に行くようになる時期です。草むらや茂みに行く可能性があるので、ノミ・ダニの予防をしましょう。
4~5ヵ月
  • 狂犬病予防注射
  • 歯科検診
  • 狂犬病予防注射の接種は法律で定められています。
     ワンちゃんが家に来たら必ず接種・登録してください。
6ヶ月目
  • 歯科検診
  • 避妊去勢手術
  • 体重測定
  • 歯の生え変わりの時期です。場合によっては乳歯が残ることがあります。残ってしまう際には抜歯を行うことで、歯肉炎や歯槽膿漏を防ぎます。
  • 去勢・避妊は男の子なら性交を経験する前に。女の子なら初潮を迎える前に行ってあげてください。
    繁殖を望まない場合は、ご家族でしっかり話し合っていただきます

犬の4大予防を継続しましょう

毎年、4大予防(1.狂犬病予防接種、2.ワクチン接種、3.フィラリア予防、4.ノミ・ダニ予防)をキッチリと継続しましょう。
これらの予防はワンちゃんの健康の基本となります。

乳歯遺残について

時期の目安

生後4~5ヵ月

乳歯遺残の注意点

犬も人間と同様に生後6ヶ月程度になると、乳歯から永久歯に生え替わります。
乳歯が抜けずにそのまま永久歯が生えてくることがあります。そうすると歯並びが悪くなったり、歯石がたまりやすくなったりすることで、歯周病の原因になってしまうことがあります。
歯並びが悪くなり、歯周病にもかかりや易くなります。早めに抜歯しましょう

若い頃から健康診断の受診を

健康な時期の検査数値を把握しておきましょう

うちの子はまだ若いから大丈夫!と思わずに、若い頃から定期的に健康診断を受けておきましょう。
若いうちから健康診断を受けることで、健康な時期の検査数値を把握することができ、数値の推移を追うことができます。
「標準的な検査数値の範囲」は存在しますが、個々でその正常値が異なります。健康時のデータを把握することで、その子の適正範囲が分かりますので、異常があった場合にも安心です。

健康診断に慣れておきましょう

血液検査、エコー検査、レントゲン検査など、ワンちゃんの健康状態を調べる検査はたくさんあります。
高齢になって初めて行う検査ばかりですと、ワンちゃんも負担が大きくなります。
7歳以上の高齢期になると病状によって色々な検査を行う必要が出て来ますので、若い頃からある程度検査に慣れておきましょう。そうすることでシニア期の検査も安心して行えます。

先天性の病気の早期発見を

稀に若いうちから何らかの病気を発症していたり、飼い主さんが気づかないうちに病気が進行している場合もあります。
1~6歳までの時期は、「愛犬が病気にならないと動物病院に行かない」ということも多いと思いますが、定期的に病院で診察をしましょう。
6歳を過ぎたころから病気になる可能性もぐんと上がってきます。
6歳を過ぎたら、年に1度の健康診断を受けましょう。

フィラリア時期などを活用しましょう

採血や検査はワンちゃんの負担になります。健康診断だけ受診いただくこともできますが、春のフィラリア時期には採血を行いますので、その際に健康診断も一緒に行っていただくのがおすすめです。
当院では春のフィラリア時期や秋の健診時期に、年間2回程度、お得に健康診断を受けていただける機会を設けていますので、そういった機会などを上手に活用してください。

不妊手術について

将来的に繁殖を考えていない場合には、将来発生する病気のリスクを軽減することを目的として、早い時期の不妊手術をお勧めしています。不妊手術には、望まない繁殖を防ぐ以外にも下記のようなメリットとデメリットがあります。

当院では糸を残さない不妊手術を行っております。詳しくはコチラをご覧ください。

手術のメリット

避妊手術(女の子)

1.特有の行動の減少

発情時の出血や、神経質な状態、鳴き声が減少します。

2.病気の予防(乳がん・子宮蓄膿症)

乳がんは初回発情前に避妊手術を行う事で99%予防できるといわれています。 初回でも発生率の減少が期待できます。
子宮蓄膿症は避妊手術を受けていないワンちゃんが7歳以降に多く発症する病気です。

去勢手術(男の子)

1.攻撃性の減少

マーキングやマウンティング、縄張り意識の減少が期待できます。

2.病気の予防(精巣腫瘍・前立腺肥大)

特に前立腺肥大症は、7歳以降で去勢していないワンちゃんに多い病気です。

手術のデメリット(女の子、男の子共通)

  • 手術前に比べ、20~30%もエネルギー代謝が落ちるといわれています。
  • 食事や運動といった管理で体重を維持することが必要になります。

手術のタイミングについて

避妊手術(女の子)

生後6ヶ月程度で手術を行います。初回の発情までに行うことが理想的です。
個体差がありますので、成長に合わせ判断いたします

去勢手術(男の子)

生後6ヶ月程度で手術を行います。初回の発情までに行うことが理想的です。
個体差がありますので、成長に合わせ判断いたします

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