ワクチンとは?
当院では、西日本を中心に熊本でも発生例のあるレプトスピラ感染症を予防していただくため、8種又は9種ワクチンをお勧めしています。
ワクチンとは?
感染症のウイルスの毒素を弱めた「抗原」のことです。
抗原(ワクチン)を体内に注射⇒その抗原に対する「抗体」がつくられます。
毒素を弱めているので、「抗体」>「抗原」となり抗原を退治し、作られた抗体が体内に残ります。
☆ワクチン接種による効果
- 感染症(ウイルスによるもの)を予防できます。
- 100%感染症を予防することはできませんが、ワクチン接種により症状が軽症ですみます。
犬のワクチンの種類
5種ワクチン
- 5種ワクチン
- 犬ジステンパー
- 犬伝染性肝炎
- 犬アデノウイルス
- 犬パラインフルエンザ
- 犬パルボウイルス
8種ワクチン
5種ワクチン
+
- 犬コロナウイルス
- 犬レプトスピラ(カニコーラ型)
- 犬レプトスピラ(イクテモヘモラジー型)
9種ワクチン
8種ワクチン
+
犬レプトスピラ(ヘブドマディス型)
当院では、西日本を中心に熊本でも発生例のあるレプトスピラ感染症を予防していただくため、8種又は9種ワクチンをお勧めしています。
犬のワクチンの接種時期
子犬
子犬は母親の乳により病気に対する抗体を受け継ぎます(=移行抗体)。しかし、移行抗体は生後45-150日程で消滅するため、それ以降は自分で抗体をつくらなければなりません。
☆ワクチンは、移行抗体がなくなりかけた時にうつ必要があります。
まずは生後45~60日でワクチン接種
→前回から1ヶ月後(生後90日)にワクチン接種(まだ移行抗体が残っている可能性がある)
→さらに1ヶ月後(生後120日)にワクチン接種
成犬
1年に1回のワクチン接種になります。
犬のワクチン接種後の注意
- ワクチン後は、元気がなくなったり食欲が落ちる場合もあります。
- 顔がはれたり、下痢や嘔吐など、ワクチンショックが起こる場合もあります。その時はすぐに病院につれてきて下さい。
☆ワクチンショックがおこることもありますので、ワクチン接種は出来れば午前中(9時-12時)におこしください。
最後に・・・
- ワクチンについて何かご質問がある場合は、気軽に当院スタッフへお尋ね下さい。
- 愛犬の健康、さらに飼い主さん(人間)の健康を守るためにも、ワクチン接種はとても重要になります。