血液検査・レントゲン検査について
※今回は、主にわんちゃんにスポットを当ててご説明いたします。
よく病院にて耳にする血液検査やレントゲン検査ですが、いったいどんなことをするのかを簡単ではありますがご説明します。
血液検査
血液を採取し、専用の機材を使用して測定します。
血液検査は、視覚的に見ることが難しい腎臓や肝臓などの臓器についての検査になります。
簡単ではありますが、それぞれの検査項目について説明します。
生化学検査
【血糖値(Glu)】
高値:糖尿病、ストレス、副腎皮質機能亢進症など
低値:肝不全、飢餓、腫瘍(インスリンノーマなど)など
【尿素窒素(BUN)】
高値:腎不全、心疾患、脱水など
低値:慢性肝疾患、飢餓など
【クレアチニン(Cre)】
高値:糸球体濾過機能低下、尿毒症など
低値
【GPT】
高値:肝細胞の障害、壊死など
低値
【ALP】
高値:肝疾患、骨の成長期など
低値
【蛋白:TP】
高値:脱水、感染症、慢性炎症など
低値:糸球体疾患、肝疾患、吸収不良など
CBC検査(血球算定検査)
【白血球:WBC】
高値:生理的(激しい運動や興奮など)、病的(感染、中毒、代謝異常など)
低値:敗血症などの激しい感染、産生の減少、分布の異常など
【赤血球容積比:PCV】
高値:脱水(TPの上昇を伴う場合)など
低値:貧血など
※これらの検査項目は一部であり、肝臓・腎臓などについての他の検査項目もあります。
また、今回説明した項目は当院で行っているスタンダードな検査項目になります。
レントゲン検査
体の内部を視覚的にみる検査になります。
この検査では、
- 胸部に異常は見られないか?
- 腸管の異常は見られないか?
- 膀胱に異常が見られないか?
- 関節の異常は見られないか?
※ただし、レントゲン検査は100%ではありませんので、血液検査やその他の検査を同時並行で行うことによって、体の異常の原因を突き止めていきます。
例
※結石もレントゲン検査にて確認できる結石と、確認できない結石があります。
よって、その他の検査(尿検査など)も必要になってきます。
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