熱中症について
いよいよ夏本番です。熱中症を予防する為に熱中症を知り「暑さ対策」を万全にし、愛犬も飼い主さんも元気に夏を乗り切りましょう!!
汗をかけないワンちゃん・ネコちゃん
皆さん、ワンちゃんやネコちゃんがどうやって体温調節しているのかご存知ですか?
ワンちゃん・ネコちゃんは四肢の肉球(パッド)以外には「汗腺」がありません。従って、気温がどんなに上がっても、人のように汗をかいて体温を下げることが出来ません。
その為、熱を冷ます為にワンちゃんは“開口呼吸”(口を開けてハァハァと息をすること)による放熱で、ネコちゃんは、涼しい場所を見つけ、体温を極力上げないように、だらりと伸び、時々体をなめたりしてしのぎます。
1.熱中症とは?(主な症状)
蒸し暑い室内や車内での留守番、暑さが厳しい中での散歩やお出かけ等が原因で発症します。
- 大きく口を開けハアハア息苦しそうにする
- ヨダレをたらす
- フラツいて倒れる
※ひどい場合は嘔吐・下痢・血便等が見られる場合もあります。
2.かかりやすい犬種
短頭種に多くみられ北方原産や太り気味のワンちゃんも要注意です!!
- ボストンテリア
- フレンチブルドッグ
- パグ
- シーズー
3.夏のお散歩の実態
夏の直射日光にさらされたアスファルト表面温度は日中70℃にも達します。
そうなると太陽からの日射のエネルギーがアスファルトから空気中に伝達され空気温度(気温)が上がります。
又、マンホールのふたの上はパッドがやけどする危険性があります。
耳寄り情報!!
昨年の熊本の気温
- 7月前半 27℃~30℃
- 7月後半 30℃~32℃
- 8月~ 32℃~36℃
一番暑かった日は・・・
8月7日の36℃です。
4.対策と注意点
- 車内に絶対1人きりにしない
- シャンプーした後にぬれていると水分はお湯になるのでしっかり乾燥させる
- 丸刈り(サマーカット)にする
- 日中のお散歩は避け、早朝か夜の散歩にきりかえる
- なるべく草や土の上を歩かせ、アスファルト・マンホールはさける
- 室内では風通しのいい場所か留守中はカーテン閉めドライモードをつけるなどして室内の温度が上昇しないよう心がける
- 愛犬が熱中症にかかりやすい体質か一度血液検査でチェックする事をオススメします(当院でも実施しています)
オススメ散歩時間帯
早朝~6:30、7:00まで。夜~18:00からを目安にして下さい。
クールグッズについて
クールボード(ひんやりボード)
犬用ウォーターベッド
お散歩用 給水ボトル
ドッグブーツ
夏のアスファルトの上でもへっちゃら!!
クールカラー
首元ひんやり(アイスノン等を入れ使用)
お散歩バッグの中身はコレで安心
※万が一お散歩途中具合が悪くなった時は、アイスノン等で脇の下や内股を冷やし、お近くの動物病院へ連れて行きましょう。
夏本番!!暑さ対策一緒に頑張りましょう!!
☆愛犬が、熱中症にかかりやすい体質か一度血液検査でチェックすることをおススメします。