心不全
季節は冬になり、こたつや暖房器具が欠かせなくなりました。
冬は気温が低いうえに空気が乾燥し、粘膜が弱くなりやすいです。また寒くじっとしていることが多くなり、運動不足からいろいろな病気を引き起こすこともあります。
今回は寒い季節冬に注意したい心不全についてご紹介します。
心不全とは。。。
心臓は、全身に血液を送り出すポンプの役割をしています。心不全では、 心臓のポンプ機能が異常をきたし心臓が正常にポンプの役割を果たせなくなってしまいます。 ですので、心不全とは、病名ではなく異常が生じている状態を表す症候群のことです。 心不全の中には、先天性の疾患、僧房弁閉鎖不全症、フィラリア症などがあり、急激な症状の進行から呼吸困難や不整脈により突然死もありえます。
心不全チェックリスト
- 咳をする
- 急き込んでもどす
- 興奮すると呼吸が荒くなる
- 散歩を嫌がる
- 散歩の途中で座り込む
- 元気や食欲がなく痩せてきた
- 歯ぐきが白い・舌の色が紫色になる
- お腹の周りが膨らむetc・・・
もしかして。。。心不全!!
心不全、予防・対策
極端に寒い部屋など環境的なストレスがあると心臓に負担がかかりやすくなります。
冬は、心臓の弱い動物にとっては部屋を暖かく快適にしてあげるなどの工夫が必要になってきます。
心不全になりやすい犬種
心不全に陥りやすい犬種には、
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル、マルチーズ、チワワ、ジャーマンシェパード、ドーベルマン、ピンシャーなどがあげられますが、高齢になるとどの犬種もリスクは高くなります。
病気の初期は症状が出ないので、定期的な健康診断を受けることをおすすめします。
心不全と分かったら、心臓を保護するお薬を飲ませて進行を防ぎ、塩分や激しい運動は控えて心臓用のお食事に切り替えられるとよいでしょう。